少年刑務所についての基礎知識

タイトルの基礎知識として、少年院との違いをはっきり知っている方は少ないかもしれません。どちらにも全く関わったことのない方では何となく少年院の方が罪が軽いのかなといった程度の知識しかない方が多いのではないでしょうか。また、名前が違うだけで同じものと勘違いされる方もいるかもしれませんが、両者は全く別のものです。通常の場合、逮捕された少年は逮捕後に家庭裁判所へ身柄を送致されます。ここで、保護処分を言い渡されると少年院に収容されます。保護処分ではなく懲役刑・禁固刑といった刑罰を科すべきと判断された場合、今度は刑事裁判にかけられます。これによって実刑の判決が言い渡されると少年刑務所に収容されます。この時点で「少年」と名前はついていますが成人とほぼ同等の扱いとなります。実際にも20歳未満の少年よりも20歳以上の成人の方が多く収容されていますし、施設も26歳未満の受刑者を収容する定義となっています。この点に関しても近年の現実として、過剰収容の問題もあり、26歳以上の成人受刑者が収容されているケースも多くなっています。少年院が少年の更生を目指して矯正教育を受ける施設であるのに対して、こちらは刑罰に服することとなる施設であるという大きな違いがあります。